日本は凄いシリーズD「500円玉に秘められた技術の凄さ!!」

WB HOUSEのBlogへようこそ!”健康に拘る”営業の河野です。資料差し上げます!
こうしてあなたと出会えたのも何かのご縁です、ぜひ「WB工法」と、「エアープロット」いう言葉を覚えて帰ってください、いつか必ずあなたのお役に立ちます!長野の棟梁が考えた「換気扇を使わないで室内の湿気・VOC・臭気を排出」する工法と、白金担持触媒で「アレルギー源を無害化する」方法です。

 

ネットで流れていた話題ですが、500円玉に施されている、凄い技に改めて感心しました。(2016/12/10に記しています)
現状のままでも凄い技術の塊の500円玉が、2021年にさらにバージョンアップされるそうです。
2021年上期の発行予定がATM(現金自動預払機)や自動券売機の改修作業の調整が遅れて下期になるそうです。
待ち遠しいですね!!

 

新しい五百円貨幣について
 現行の五百円貨幣について、偽造抵抗力強化の観点から、次の要領で素材等を変更して製造することとし、所要の準備に着手しました。
1.主な形式等
 (1)新たな偽造防止技術

・素材に新規技術であるバイカラー・クラッド(二色三層構造)を導入
・貨幣の縁に、新たに「異形(いけい)斜めギザ」を導入 ※1
・貨幣の縁の内側に、新たに微細文字を加工
※1 斜めギザの一部を他のギザとは異なる形状にしたもので、通常貨幣(大量生産型貨幣)への採用は世界初。

 

 (2)素材等
新しい五百円貨幣(参考)現行五百円貨幣
素 材ニッケル黄銅、白銅及び銅

(バイカラー・クラッド)※2ニッケル黄銅
品 位・・・千分中銅750、亜鉛125、ニッケル125千分中銅720、亜鉛200、ニッケル80
量 目・・・7.1グラム7.0グラム
形 式・・・別添「資料3」参照―
縁・・・・異形斜めギザ ※2斜めギザ
直 径・・・同 右26.5ミリメートル
※2 別添「資料4」参照。
2.発行時期
 2021年度上期を目途。

 

【新500円硬貨】

『500円硬貨、偽造防止で2色に 21年度に発行予定』
財務省が2021年度上半期に予定する新500円硬貨の発行に向けた準備を進めている。表裏の図柄は現在とほぼ変わらないが、偽造を防ぐために現行の500円硬貨の色と銀色の2色を組み合わせるのが特徴。昨年4月に同時発表した新紙幣の陰に隠れて国民に浸透しきれていないのが悩みの種で、導入時の混乱を避けるために周知の徹底が課題となっている。
 新硬貨の発行は現在の500円硬貨に替わった00年以来21年ぶりとなる。ニッケル黄銅の中心を円形にくりぬき、銅などを使って3層構造にした銀色の部品をはめ込んで造る。色以外のデザインでは周囲の線形の彫り込みの形が変わる予定だ。

 

 

 

以下は、2020年までの硬貨についてです。

 

『・・・・・
中央に「500」と描かれている裏面の数字部分を注視してみると、「5」の部分に「N」と「I」、隣の「0(ゼロ)」には「P」が2つ、その隣の「0(ゼロ)」には「O」、「N」のアルファベットがそれぞれ刻印されており、この3つの数字に「NIPPON」という言葉が隠されているのであると紹介している。さらに、表面の桐の絵柄にも同様に「NIPPON」の6文字が非常に小さく打刻されていることも紹介。「細かい日本人の細かさはもはや地球人とは思えないほどだ」と評した。
・・・・・・・・』

私も、最初は見つけることが出来ませんでしたが、F友に指摘(上図)され、再度見直してみてやっと見つけられました。
あまりにも小さすぎて60倍の拡大鏡でやっと見える大きさですが、ハッキリと刻印されています。
それにしても凄い!!!

この刻印を必死に探している時に、500のゼロの中に「500円」という文字が浮かび上がるのに気づきました。
正面からは見えませんが、斜め下15度程度からみるとハッキリと浮かび上がってきます。
見る角度によって文字が現れる「潜像加工」というそうです。
これも、またすごい技術だと思いますが、知らないのは私だけだったのかも・・。

 

さらに調べてみると
500円玉は「直径26.5mm、厚さ2mm、ニッケル黄銅製(銅72%、亜鉛20%、ニッケル8%)で重量は2g」とのことです。1982年(昭和57年)から500円硬貨がつくられるようになりましたが、2000年(平成12年)に偽造(ぎぞう)・変造防止(へんぞうぼうし)のために今のニッケル黄銅貨幣に変わったそうです。
数ある世界中のコインの中でも、こういった偽造防止がなされているのは500円玉が最高・最強のようです。

 

造幣局が偽造防止対策として公表しているのは以下です。
1)斜めギザ加工
大量生産型の貨幣では世界初の斜めギザを施した貨幣

2)微細線加工
切削加工の限界に挑んだ微細線加工上下文字部「日本国」「五百円」の周りに扇状に微細な線模様を施しています。微細線は髪の毛より細く金属彫刻における最先端技術を使用したもので偽造を防ぐ効果は非常に高いものとなります。

 

3)微細点加工
転写等による偽造を防ぐため貨幣模様の中央部(桐部)に微細な穴加工を行ったものを微細点と呼んでいます。

 

4)潜像加工(上記)
見る角度によって500の数字が見えたり、消えたり。この特殊処理は「潜像加工」といって、光の入射角・反射角で反射光で生まれる光の明暗の差を利用したもの。イギリスの2ポンド硬貨などに使用されていて世界でも数例のみの技術です。
5)NIPPON(表裏共に)
さらに、ネットで見つかったのが「表面側(桐の葉側)にもNIPPONが刻印されている!」というものです。
私も、60倍の拡大鏡でトライしましたが・・「N」だけしか見つけられませんでした。
実際には下図のように刻印されているようです。それにしても・・日本の技術は凄い!!公表されていないのに、それを見つけるマニアはもっと凄い・・?

 

 

 

「N]

 

「I」

 

「P」

 

「O」

 

「N」

 

こういった、あらゆる仕掛けが施されたこの500円硬貨は、国際的な貨幣のコンペティション(コイン・オブ・ザ・イヤー)で、2002年の『最も革新的なコンセプトの貨幣』として表彰されているそうです・・、知らなかった。