読書シリーズ「平和ボケお花畑を論破するリアリストの思考法」

WB HOUSEのBlogへようこそ!”健康に拘る”営業の河野です。資料差し上げます!
こうしてあなたと出会えたのも何かのご縁です、ぜひ「WB工法」と、「エアープロット」いう言葉を覚えて帰ってください、いつか必ずあなたのお役に立ちます!長野の棟梁が考えた「換気扇を使わないで室内の湿気・VOC・臭気を排出」する工法と、白金担持触媒で「アレルギー源を無害化する」方法です。

 

『平和ボケ お花畑を論破するリアリストの思考法』 渡邊哲也著 飯塚書店
「超限戦争」

私の情報判断の「方位磁石」でもある著者の意見をいつも参考にしています。
豊富な法律関係の知識に裏打ちされた指摘にはいつも感心している。
私の忘備録メモより一部紹介。

【実は、SEALsは国家公安委員会の監視対象となっている。これは、公安調査庁の「平成28年1月 内外情勢の回顧と展望」を見ればわかるが、この63ページにSEALsに関する記述があり、公安当局が監視対象団体に位置付けていることが示されている。つまり、SEALsの参加者は、公安の監視対象者としてテロリスト予備軍や準テロリストのような扱いになってしまったのである。

 

よく、メディアの役割として「権力の監視」「権力のチェック機能」といわれるが、これは「反権力」とは違うものだ。「権力の監視」というのは、あくまで「監視」であり、政府がいいことをすれば肯定すればいいし、悪いことをすれば否定すればいい。

 

明治時代、新聞記者は「羽織ゴロ」「羽織ヤクザ」と呼ばれていた。これは良い身なりをして人や企業を恫喝し、金をとっている物が多かったからだ。そのおこぼれを狙い「口利きで飯を食う」広告代理店と「規制で飯を食う」政治家と官僚が一体になった姿こそが、今のメディアである。そして、彼らは好むと好まざるとにかかわらず、新聞の残紙問題を闇に葬り続けてきたといえる。

 しかし、ネットという新しいメディアの誕生によって、アンタッチャブルな存在は「見える化」され、既得権益化したメディアの構造が瓦解しようとしている。これまでメディアが力を握っていた最大の理由は、「報じることができる」からではなく、実は「報じないことができる」からであった。
しかし、メディアは嘘を書いたり偽りの情報を流したりしても、ほとんど処分されないどころか、前述のように昇進してしまう。だから“飛ばし”が連発されるという構造になっているわけだが、メディアにとっての商品である情報が不良品ということに対して、メディア自身で律することができないのだ。
 かっての雪印や不二家、三菱自動車の例を見てもわかるが、メディアは企業の不祥事などに対して、徹底的に叩く。しかし、自分たちの商品(=情報)の欠陥や問題にたいしては、一切責任を取ることはなかったのだ。

新聞の残紙問題が大きな社会問題となった場合は何が起こるか、という未来予測をしてみたい。たとえば、残紙の存在が裁判所などによって認められれば、新聞社は広告主から不当利益変換請求の訴訟が相次ぐ可能性が高い。
 不当利益は過去10年にわたって追及することができ、さらに法定金利の6%を加算して請求することができる。
かつて、消費者金融業者は過払い金問題による不当利益返還訴訟で、その多くが破たんもしくは破綻同然の状態に追い込まれたが、それと同じことが新聞業界でも起きる可能性があるだろう。

 

お花畑)憲法を守れ!憲法は改正してはいけない!
リアリスト)憲法には、憲法自体を改正するための手続きを定めた第96条がある。それをどう考えるのか?

 

お花)日本憲法は、戦争を放棄した平和憲法である。戦争はすべてにおいて悪だ
リア)そもそも、平和とは何か、「平和」の対義語は「戦争」ではない。また、日本国憲法は国家の存続を目的とした「自衛のための戦争」を否定するものではない。

 

お花)憲法9条があるから、これまで日本は戦争に巻き込まれずに済んだ。だから、9条だけは絶対に死守しなければならない。
リア)「9条があるから」ではなく、日本が平和を維持することができているのは、自衛隊を持ち、日米安全保障条約に基づいてアメリカの安全保障の傘の下にいたからである。

 

お花)戦争が起きれば平和でなくなるのは事実だ。どんな理由があっても戦争をしてはならない。
リア)戦争が無い状態だからといって平和とは限らない。

 

お花)集団的自衛権は必要ない!個別自衛権だけで十分だ!
リア)日本の国土だけを守っていれば、日本人の安全が守れるのだろうか?

 

お花)集団的自衛権は憲法違反である!
リア)憲法を守る以前に、国を守るのは当然だ。

 

お花)わが子を戦争に行かせたいのか!
リア)現代の戦争というものを理解しているのだろうか?

 

お花)安倍政権は国民の声を無視して暴走している。これは、立憲主義の冒涜だ!
リア)選挙による多数決で選ばれたのが安倍政権だ。多数決の原則を示しているのも、また憲法である。
・・自分の意見が通らなかったからといって、それを憲法の議論にすり替えたり国民の意思を代弁しているかのように語ったりすること自体が大きな間違いであると言えるだろう。簡単にいえば、民主主義の日本では選挙の結果がすべてであり、それが唯一の答えとして機能するわけだ。

 

お花)地震列島に原発があること自体、常軌を逸している。
リア)地震が発生しても事故が起きない原発をつくればいい

 

お花)3.11の原発事故は、日本の国土が広範囲にわたって放射性物質で汚染された。それでも再稼働するのか
リア)火力発電のリプレースのためにも、原発の再稼働は必要である

 

お花)日本は唯一の被爆国なのだから、そもそも原子力に頼るべきではない!
リア)それは「包丁で刺されたから、もう包丁を使ってはいけない」と言っているのと同じである

 

お花)使用済み核燃料の破棄問題については、どう解決するのか?
リア)使用済み核燃料を再利用すればいい

 

お花)河野談話で、慰安所や慰安婦に日本軍が関与していたことを認めている
リア)当時の状況を現在の認識を当てはめて考えること自体に無理がある

 

お花)日本は元慰安婦の名誉と尊厳を深く傷つけた。もっと誠意ある謝罪と賠償をすべきである
リア)すでに十分な賠償が済んでおり、この問題は国際法上も解決している

 

お花)増え続ける社会保障費の財源のために、消費税の増税が必要である
リア)手段の目的化であり、税率を議論しても意味はない

 

お花)国の借金が1000兆円もあるのは大問題であり、日本は破綻してもおかしくない
リア)国際の約9割は国内消化であるため、国民は借り手ではなく貸し手である

 

お花)靖国神社に参拝するのは戦争を肯定する行為だ!
リア)靖国神社に参拝して行うのは不戦の誓いであり、「二度と戦争を起こさない」という意思表示である