WB工法の壁体内上昇気流とは・・

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少しでもお役に立てれば嬉しいです。 河野 拝

WB工法では、室内の湿気(湿気にくっ付いている化学物質や臭気も同時に・・)が透湿壁経由で濃度差により壁体内に排出され、壁体内の自然な上昇気流でもって、そのまま小屋裏まで移動し、小屋裏の換気口(ハットヘルス)から屋外に排出されます。
その気流の動きを模型で、簡易的に見えるようにしたのが、下記の動画です。
模型の上部にある白熱電球は太陽のつもりです・・^_^;。
家の中で、夏場でも必ず外気温よりも7℃〜10℃ほど温度の低い場所があります・・、どこだか分かりますか?・・・
そうです、床下の気温です。
家屋は、夏場に太陽で”焼かれる”と、一階よりも、二階、二階よりも小屋裏の方が温度が高くなりますが、床下の温度は夏場でも外気よりかなり低いです。
その状況を模型で再現しています。
そして、床下に特殊な白い煙(比重が空気と同じ)を、発煙管で注入してみます。そうすると、ゆっくりではありますが、床下=>壁体内=>小屋裏=>屋外に白い煙が移動するのがお分かりいただけるとおもいます(25秒頃より)。WB工法の家は、基礎の地窓に「アンダーヘルス」という自動開閉の換気口を付けますが、外気がいきなり壁体内に入って行くのでは無くて、壁体内を上昇する床下の空気により、外気が床下に引き込まれるといったほうが正確だと思います。
こちらのサイトでは、WB専用部材周りでの気流の動きを、「空気と比重の同じ煙」を生成する発煙管の煙で確認していますので、参考にしてください!
WB工法の「上昇気流」の説明用模型

この気流の動きにより、室内が「涼しくなる!」とは言いませんが、少なくとも外気温より「暑くはならない。」とは言えます。
従って、夏場では暑がりの人はエアコンが必要かも知れませんが、エアコンの風の嫌いな私は、もっぱら扇風機で過ごしています。
一方、冬場には、基礎の地窓と土台及び棟の各換気口が、形状記憶合金バネによってひとりでに閉じられますが、冬場でも暖かい日には棟換気「ハットヘルス」は自然に開きますし、最悪17℃以下で全て閉じたとしても、密封しているわけではないので、約10%程度は気流が動きます。さらに、夏場に乾燥した躯体の材木が余裕をもって吸湿してくれ、次の夏場に屋外に排出されます。
つまり、一年を通して”家自体が呼吸をしている”と言えます。
この、自然に上昇する壁体内気流が、室内湿気・VOC・臭気を屋外に排出してくれますので、強制換気の必要がありません。
さらに、空気に曝された木材は湿気ませんカビませんシロアリをよびません長持ちします
これが、WB工法の家は長持ちするという根拠です。