健康と省エネを叶える「家の呼吸」

WB HOUSEのBlogへようこそ!”健康に拘る”営業の河野です。資料差し上げます!
こうしてあなたと出会えたのも何かのご縁です、ぜひ「WB工法」と、「エアープロット」いう言葉を覚えて帰ってください、いつか必ずあなたのお役に立ちます!長野の棟梁が考えた「換気扇を使わないで室内の湿気・VOC・臭気を排出」する工法と、白金担持触媒で「アレルギー源を無害化する」方法です。

合板・ビニールが健康を蝕(むしば)み、家を劣化させる!」

 

呼吸が止まった住宅の被害と対策」

 

「家の呼吸《透湿・透過》が健康と省エネを実現!

 

「家の呼吸」を、みなさんはどうお考えですか・・?
 私は、2005年から本日まで「WB工法」の家での居住実績から、「まさに、その通り!室内の湿気を自然に屋外に排出して”綺麗な室内空気環境”を維持する!」には「家の呼吸」が如何に大切なのかを実感しております。

 

「日本建築文化を守る会」編 川辺書林
に詳しく述べられておりますので、ぜひ参考にして見て下さい。

 

 

本書が入手しずらい場合は私にご連絡ください!
何とか致します・・。

 

 

 

故寺島今朝也氏の思いを拡散するために、引用させていただきます。(長文です・・が、ご容赦を・・!!)

 

木造軸組住宅の優れた技術
 高温多湿で四季があり、地震も多いという日本特有の風土の中で、日本の木造建築文化は世界に誇る高い技術に支えられてきました。木の性質を知り尽くした棟梁は、木の生命力や特性を技術の中に生かしてきたのです。

 日本で古くから発達してきた伝統工法を継承した木造軸組住宅(木造軸組構法=在来工法)は、建物を支える構造が、柱、梁、土台、小屋組(屋根)から出来ています。
 土台には蒸れ・腐れや害虫に強いクリ・ヒノキ・ヒバはどが使われ、壁は木や竹、葦といった天然素材と土によって築きました。柱と柱の間を横につなぐ「貫(ぬき)」は、家全体に無数に入れられています。そこへ天然の竹や葦を縦横十文字に組み込み、ワラを混ぜ込んだ粘土を荒壁に塗って壁体工法としたのです。
 地震の際には壁と柱との間で力をl分散し、貫がスプリング役となって力を吸収し、傾いても全倒壊しない二枚腰の構造でした。
地震の力を硬直的な強さによって制するのではなく、柔軟に吸収して住む人を守ってきたのです。
 柔軟な強さは、他の技術によって補強されています。ほぞ・ほぞ穴を利用して木材同士をつなぐ「継手」「仕口」は、接合部がよく締まるように、微妙な調整をしながらキザミます。継手は2つの木材を同一方向に、仕口は直角あるいは斜めにつなぐ方法です。
 棟梁は材木の曲がりやクセを読み取って、材木を適材適所に使い分けます。

柱は地面に生えていた時と同じように上下を配置します。樹木が水分を根から吸って枝葉へと送るように、柱が吸った湿気を上に上げるには、生えていた時の上下を守らなくてはいけません。「逆さ木」は家の繁栄にも縁起が悪いとされました。材木を水平に使う場合も、頭(末)は太陽の方向を向くように使います。桁も「末と末」「末と根」という状態でつなぎ、「根と根」は「末別れ」といって縁起が悪いとして避けるのです。
 こうした伝統的な知恵と技術がたくさん受け継がれてきましたが、今ではかなりの部分が機械によって合理化され、一部は省略されています。しかし、木の性質やクセを読むことなく、機械でプレカットされた「継手」は、職人の手によるものと比べて極めて弱く、組んでもよく締まりません。我々が安さの代償として失ったものは、けっして小さく無いのです。
こうした在来工法の高い技術は、家の強度を保つだけでなく、住む人の健康にも大きく貢献してきました。
 柱などの部材が壁面に露出する「真壁」は、木材が露出しているため、木材の呼吸が保たれて調質作用が促されます。
木材自体も常に空気に触れているので、腐朽を防ぎ長期耐久につながります。

 柱間を漆喰などの塗壁にすれば、日本の高い湿気を吸収し、併せて化学物質などの有害物質も吸着できるのです。塗り壁は、まさに左官屋さんの腕の見せ所です。自然素材などの粋を集めた漆喰京壁は世界に誇れる技術ですが、コスト面から激減しています。本格的な漆喰・小舞壁でなくても、簡易的にこうした技術は応用できるので、今後、地場建築業者が取り組んでいくべき課題なのかも知れません。
 現在の洋風建築で採用される合板・ビニールで囲った「大壁」ではこうした調質作用が期待できないばかりか、多湿な日本においては、腐食やシロアリの被害をもたらします。
 在来工法は、柱と柱の間に窓などの開口部を多く設けることができるなど開放性が高く、柱の配置など設計の自由度が高いため、狭小地や不規則な形の敷地にも対応しやすく、増改築も容易に行うことができるのです。
 在来工法は長い伝統の中で、それぞれの地域の気候・風土に合った施工法を築き上げています。その結果、住む人の生命と財産、健康が守られ、2世代、3世代にわたってそこに住むことができたのです。
 こうした優れた日本の在来木造建築も、現代において二度、大きな過ちを犯しています。
 一度は戦後復興期に構造が簡略化され、材木の寸法も4寸×6寸から3.5寸×3.5寸へと地震に耐えうるものでなくなってしまいました。家の倒壊を防ぐ「通し貫」は、昔は8分×4寸の「はっしの貫」が常識でしたが、戦後は5分×3寸が主流となり「誤算が生じた」と言われています。
 これは戦後の物資不足、資材不足の中で「質より量」が求められた背景もあるので、やむを得ない面もありますが、阪神大震災においては「木造住宅は弱い」という悪評につながりました。

 耐火性が高いこともあって、1965年頃からは外壁に砂(細骨材)とセメントと水とを練り合わせた「モルタル」が塗られることが多くなりました。モルタル自体は透湿性にも優れた素材ですが、ひび割れを起こし、工期がかかるという理由から調質をしない窯業製品(サイディング)が採用され、釘やビスで止められるようになりました。下地にはビニール系の防水シートを張るようになって透湿性が損なわれ、家の劣化を進めてしまいました。
  湿気で劣化するプレハブ住宅
 もう一度の過ちは、1970年頃から始まった住宅の合理化・量産化にありました。量産をするための絶対条件は、工場生産が可能な均一化した住宅の供給です。そこで大手ハウスメーカーは軽量鉄骨を芯材とし、合板・ビニールを使った「プレハブ住宅」を追及したのです。構造的な弱さは、デザインの良さで隠すという方向に向かいました。つまり、大手資本が在来軸組の作り方を簡略化・合理化するために、合板・ビニールクロスといった新建材で囲う住宅を開発したのです。新建材で化粧をした欧米風住宅は、文化住宅としてもてはやされました。
 洋風のプレハブ住宅は、床・壁・屋根下地に合板、壁や天井にビニールクロスを貼るため、表面的な見栄えは良く、工期も短く、低コストであるため一気に普及していきました。同時にアルミサッシが普及して、入口ドアや窓の気密性能が一段と高まり、住宅の窒息化に拍車がかかりました。
 もともと柔軟な構造と、自然素材による調湿壁を持っていた日本の木造軸組住宅は、簡略化によって軽量鉄骨と細い骨組みのプレハブ住宅に変わり、構造体は合板という耐力壁との一体化により強度を保っています。
 家の外壁も内壁も、それまでの塗り壁ではなく新建材を釘で打ち付けるだけでいいので、技術も必要とせず、工賃を安く抑えることが可能だったのです。
 しかし、プレハブ工法は、工場での大量生産が前提となっており、メーカーがあらかじめ建設認定を受けた範囲で設計・施工されるため、増改築が出来ません。
 プレハブ住宅に限らず在来工法においてさえ、次第に貫は使用されることが少なくなり、金物で補強されることが多くなりました。また、建築基準法では地震が少ないヨーロッパの技術を真似て筋交いを一定割合で使用するようになりました。ところが、この筋交いは弱い横揺れの地震でも、直下型と同じように家を突き上げて被害を大きくしてしまうことがあるのです。こうして日本の伝統技術は歪められていきました。

近年は構造強度を高めるために集成材や継ぎ手金物等が使われています。集成材は木の柔軟性を放棄し、接着剤によって鉄のように強くしたものですが、20〜30年の時間の中で接着面が剥がれて隙間が出来ることがあり、接着剤の加水分解によりホルムアルデヒドを放出し、シックハウスの原因となることもあります。
 筋交いと同様に、建築基準法では継ぎ手金物を多用するように誘導されていますが、金物から結露が発生して、土台の蒸れ・腐れにつながっています。金物によって木造住宅に「剛」の強さを求めていますが、地震による強烈な瞬発力は継手金物を斧のように作用させ、木材を割ってしまうのです。
 このように、結露や湿気は家の長期耐久性にとって大敵です。しかし、学者は地震対策としての強度試験を、油圧ジャッキで引っ張って測定していますが、机上空論の域を出ておらず、こうした現場の問題は放置されたままなのです。また、シックハウスについては、一時ほどマスコミで騒がれなくなりましたが、後述するように高い湿度を媒介とした健康被害は今でも進行しているのです。
 1975年頃からは、学者が量産住宅を推奨し、公庫が金利を優遇。国が省エネ・高性能とうたって窒息した「高気密住宅」を促進してきました。
本来の在来工法は激減し、合板やビニールクロスを取り入れた「窒息高気密住宅」へとい変貌していきました。

 

硬直で超気密な2×4パネル住宅
 1985年頃からは、日米貿易摩擦を解消するために2×4(ツーバイフォー)住宅が交換条件として輸入されることになりました。工場生産が可能な日本生まれのプレハブ住宅と米国育ちの2×4住宅は、学者と官僚の推奨を受けて売り出されました。
 2×4は「木造枠組壁工法」とか「木造壁組工法」「合板パネル住宅」とも言われます。木造軸組住宅(在来工法)が、柱や梁といった軸組(線材)で支えるのに対し、2×4工法は耐力壁と床を一体化した箱型構造で、下地材の細木に構造用合板を無数の釘で打ち付けたパネル状の壁や床(面材)で支えています。つまり、家に軸や骨格がありません。下枠・縦枠・上枠などの主要な部分が、2インチ×4インチサイズをはじめとする規格品の構造用製材で構成されることから、2×4工法と通称されています。
 パネルを建て込む方式なので、施工が早く、気密性能が高いなどの利点もありますが、木による調湿は期待できません。遮湿性が高いため、高湿度の環境では湿気が抜けず、無数に打ち付けられた釘が結露して合板が腐食しています。
また、2×4工法は壁で荷重を支えるため、設計上の制約が生じます。規格サイズの合板を使うため、2階の床と1階天井にスペースの余裕が無く、2階の音が1階に響きやすいといった弊害も有ります。もともと2×4工法は太い柱や桁がないため、家全体が共鳴箱となっており、ドアの開閉時に家中に響くといった問題も引き起こしています。
 北米で生まれた2×4工法は、乾燥地に適した工法です。生活の中から出る水分を遮湿性の高い合板パネルの中に閉じ込めて、室内の湿度を適度に保っているのです。北米では家の大きさが日本の2倍からお3倍もあるので、酸素量も多く湿度が低いため、結露もカビもダニもあまり発生しないとされてきました。
 しかし、第5章のレポートにある通り、カナダやアメリカにおいてもシックハウスを引き起こしているのが現状です。また、第6章で述べるように、乾燥した北欧のスエーデンでは現在、高気密住宅における湿気への対応が問題となっています。
 この合板パネル住宅(2×4)を、湿度の高い日本で腐朽させるためには、湿度に弱い合板を保護する必要がありました。そのため、合板の外側と内側にビニールシート(防湿気密シート)を貼っています。
 湿度の高い日本で、合板の寿命はせいぜい30〜40年程度であり、条件が悪ければさらに短命となります。したがって、合板パネルを家の主要部分に使用すると、30年語には耐久性の乏しい、地震に弱い家となってしまいます。条件によっては、20年後には危険な状態になりかねません。
 パネル住宅は家自体が箱となっているため、一見抜群の強さがありそうですが、湿度の高い日本では弱点も露呈しています。釘が結露して錆び、その結露と錆びが木を腐らせるのです。横揺れ地震の際には、基礎と家のパネルを締め付けているボルトに数十トンもの力が瞬時にかかり、ボルトが千切れてパネルがむしれ、基礎から家がはずれて傾いてしまった例もあるのです。ちょうどダルマ落としと同じ原理で、柔軟に力を吸収出来ない構造の特徴と言えるでしょう。これは大地震における話ではなく、中規模地震における実例です。

 

ビニール張り住宅は窒息シックハウス
 プレハブや2×4などの高気密住宅は、屋内の温度を逃がさないばかりではなく、化学物質も臭いも家の中に閉じ込めてしまいました。
 一方、地域社会で育てられ、伝統技術に支えられた再来木造住宅は、「冬に寒い」という唯一の問題を抱えたまま未解決でした。この永年の課題を改善するのはいいのですが、その方法がビニールを張った高気密だけでは、日本の風土における「多湿」というj大問題が家と人間に牙を向いてしまうのです。
 住宅金融公庫が金利等を優遇してきた高気密住宅とは、前記の合板耐力壁や合板ベニヤ、ビニールクロス・ビニールシート等で家全体を囲いますが、これらが住宅の調質(呼吸)を止めてしますのです。ビニールと合板による高気密住宅は家の中の湿度が上昇し、結露やカビ・ダニが発生し、、化学物質(ホルムアルデヒドなど)がこもる窒息住宅なのです。
 高気密住宅の多くは窒息住宅ですが、必ずしも高気密住宅が悪いのではなく、透湿・透過をしない窒息状態が人にも家にも害を与えているのです。
 ビニールと合板による窒息気密住宅は、15〜20年でかべの仲が蒸れ、部屋の壁にカビが出てきます。早期腐朽となり、改修のために家計を圧迫するわけですから、長期耐久住宅とは言えず、必ずしも「省エネ住宅」とは言えないのです。
 ところが、19994年頃から、学識者が「高気密・高断熱は省エネルギー」と唱え始めました。プレハブや2×4はその追い風を受けて着工棟数を伸ばしました。
 その2年後、家に蒸れ腐れが出始めると、学識者は「中途半端な気密工事が悪い」と言い、超高気密の施工を指導しました。この1996年、「建設白書」の中で、「現代住宅は26年が寿命」と発表していますが、これは高気密・高断熱に対する寿命宣言であり、在来工法に取り組む棟梁たちには到底納得のできるものではありませんでした。
 こうして学識者と大手資本によlって窒息した超高気密によるシックハウス症工群の土壌が広がり、1998年にはいついに健康被害が発覚。厚生労働省の全国24か所調査によると、高気密住宅にこもるホルムアルデヒドは0.48ppmと指針値(0.08ppm)の6倍を検出しました。しかし、この期に及んでも、厚生労働省は「現代住宅は同じ家でも昔とはまったく異質なもの」と述べて高気密との因果関係を認めませんでしたが、この年にシックハウス症候群の続出を招きました。シックハウスがアレルギー、ぜんそく、めまい、吐き気、倦怠感などの症状うをもたらし、社会問題化したことは記憶に新しいところです。

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・(続く)