WB工法のシロアリ対策は?

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後期高齢者の「健康オタク」のブログですが、宜しければご笑覧ください!
少しでもお役に立てれば嬉しいです。 河野 拝

WB工法の防蟻剤としては、(株)エコパウダー「エコボロンPRO」を標準としてお奨めしております。
「エコボロンPRO」はホウ酸系の防蟻剤で、腎臓のない昆虫は体から排出できないため、齧ると死にますし、グルーミングでお互いに舐めあった場合、本能的に「その物件」は忌避します。一方、腎臓のある哺乳動物では尿と共に排出されますので無害です(食塩程度の毒性です)。
さらに木材の腐朽菌も発生しません。販売(2006年)以来、食害被害"0"を継続中です。
5年ごとに再施工が必要な農薬系防蟻剤とは違い、一旦木材に含浸したホウ酸塩は「鉱物」ですから変質したり揮発しませんので半永久的にその効果を維持できます。従って「農薬系防蟻剤」には必須の「5年毎の再施工」が不要です!
エコボロンPROは、通常ホウ酸塩の水溶液濃度は8%が限界ですが、これをメーカーのエコパウダーの研究・開発した手法(特許)で常温で15%の濃度まで上げてあります。
メーカーの試験では「8%では防蟻効果は不十分。15%まで濃度を上げることにより完全な防蟻性能を得ることができた。」とのことです。
従って現場に届いたそのままで捌け塗り、ローラー塗り、吹き付けと自由な方法で塗布できます。
但し、ホウ酸塩は溶脱し易いので塗布作業中の雨濡れは避けてください。一旦含浸したホウ酸塩は水没でもしない限り半永久的に防蟻効果、耐腐朽菌効果を発揮し続けます。
エコボロンPROは補償制度も充実しており、責任施工をして頂くために「認定施工店」制度を採用していますので、貴社が「認定施工店」になって頂く必要があります。
そのための手続きはこちらを参照してください。
流れは
1)代理店(キョーリン)経由で申し込み用紙@、Aを提出。
2)エコパウダーから¥5,000の請求書を送付。
3)支払い後、e-ラーニング用のIDとPWを貴社へ送付。
4)e-ラーニングで動画を13本視聴して、シロアリ対策について勉強していただく。
5)筆記試験をネット上で受けて頂く。
6)合格で貴社を「認定施工店」に認定し、認定書を送付。
となります。(詳しくは弊社までご連絡ください。)
もし、上記受講が困難な場合はメーカーの営業さんに依頼して「出前講習」を段取りいたしますので、安心して弊社へお問い合わせください。
e-ラーニングで受講していただくのは、(株)エコパウダー斉藤専務による、懇切丁寧な「エコボロンPRO 講習」です、是非ご覧ください。

 

先日(2013-10-09)エコボロンPROの説明会があったので、その時の動画をアップしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

2013-02-06 営業トークの文字起こし
防蟻業界の問題点、現状は
@業界の論理が最優先、
A駆除と予防が同一薬である
(予防という名のもとにシロアリを殺す駆除剤が使われている)
B予想以上に家シロアリの生息域が北上している(2010年国交省のレポート)
(1-2月の平均気温が4℃を下回らない地域宮城県、山形県の海岸端までは可能性がある)
視点を変えて
C絶滅危惧種で日本カワウソ、ゲンゴロウがリストアップされた。ゴルフ場の除草剤が原因ではないかと言われている。
また、蜂群崩壊症候群が話題になった。ミツバチがいなくなっている。2007年の春までに北半球の蜜蜂の1/4、約3億匹が消滅した。その原因はウイルスの感染?寄生ダニ?地球温暖化?電磁波?等と言われたが、主原因はネオニコチノイド系の農薬であるということに帰着している。
ネオ(新しい)、ニコチノイド(ニコチン用の)農薬で、有機リン系に代わって1990年代から使われるようになっている農薬。(生体の)内部に浸透してあらゆる(体内)組織に浸透し、損なうという非常に怖い農薬。浸透性農薬だから植物が根から吸い上げて、実がなれば実まで達している。

蜜蜂が(その)花の蜜を吸って最終的に死んでしまっている。ネオニコチノイドの毒性というのは脳神経を破壊するという恐ろしいもので昆虫の中枢神経にあるアセチルコリン受容体というところに結合して神経伝達物質であるところのアセチルコリンの働きを阻害するというものです。
要は神経を常時興奮状態にさせて方向感覚を喪失させて震え、痙攣、麻痺をおこしてやがて死に至らしめるというもの。
D各国の対応を見るとフランス、オランダ、ドイツ、イタリヤは使用禁止。一方、日本は10年前の3倍の使用量。耕作面積当たりでいえばフランスの2.5倍、アメリカの7倍も使っている。
一般的にどういうものに使われているかというと・・、開発はバイエル社(ドイツ)というところ。製品の中には野菜のカダン、コバエ取り、フロントラインなどで小量で効き目がある。
防蟻剤についてはどうか、現状はハチクサンが市場を席巻している。タケロック、ケミクロンというのが使われている。
特にバイエル社のハチクサンがすごい勢いでシェアを拡大している。これらはすべて神経伝達阻害剤(ネオニコチノイド系)。
よく、農薬会社は安全な薬剤というが、安全な農薬というのはあり得ない。慢性毒性とか普通物、劇物というが、普通物という法律用語は無い。急性毒性と社会性に与える影響、それだけでもって劇物、普通物に分けている。ダイオキシンとかサリンは普通物だが、普通物だから安全かといえば全然そんなことは全く根拠が無い。
急性毒性に対して慢性毒性という住宅に使われる防蟻、防腐剤というのはあくまでも慢性毒性でなければいけないが、少量の物を長期間に亘って暴露した時の人体に対する影響、これは農薬メーカーにデーターがあるかも知れないが一切開示しない。
相互作用その薬剤そのものは安全性が高いかもしれないけど、分解したものが危険にならないか。それぞれのものが巷にあふれている化学物質とくっ付いたときにどういう物質に変化してそれが人体にどいう影響を及ぼすかというのは全く語られていない。
発達神経毒性という胎児とか幼児の脳に対する影響は成人よりも影響を受けやすいということは分かっているがそう言うことについても一切触れられていない。
それから、溶剤で溶かし込んでいる農薬というのは少なくはなっているが、ホームセンター等で買ってくる農薬はまずそういった溶剤が入っている。
さらに耐性虫の出現という問題があり、神経毒に効かない虫が出てくるのでメーカーがそれに対する容量であったり何かを加えるなどの負の連鎖でイタチごっこになっている。
E一方エコボロンはこういった農薬の問題点は全て当てはまらない。
特に耐性虫に関していえばメカニズムが違う、生命代謝の部分に対して一定以上の細胞にホウ酸塩が入ると代謝が止まってしまう。生命維持のプロセスの中のことなので発達障害という、徐々に徐々に効かなくなるということが無い。ですから耐性虫の出現ということは無い。
F法的規制についていえば、農薬は農薬取締り法で、食品添加物は食品規制法で規制されている。ところが防蟻薬剤はどうなのかといえば毒物及び劇物取締法にも規制されていない。「認定登録」というよくわからないシステムになっている。
認定機関は国に二つある。(社)日本しろあり対策協会と(社)日本木材保存協会の二つの協会である。
昭和34年に(社)日本しろあり協会が発足して36年に薬剤の認定というのを始めた。社団法人で国交省の肝入りで作った団体である。従来、大工さんが元々やっていた防蟻・防腐処理を40年ころから防蟻業者の手に移って行った。だから、工務店に「どういう防蟻剤を使っていますか?」と聞いても誰も知らないという状況になっている。
G平成13年から「薬剤の効果も5年なのだから、保障も5年にしよう。」という通達が流れているというのが現状。
新築時の施工費用は驚くほど安いが、5年後、10年後の再施工(実際には壁の中の柱などは再施工できない・・)の費用は平均20万ほど、その一部が製薬会社にキックバックされるという利権構造が出来上がっていると言われている。
エコボロンは2012年(社)日本木材保存協会から認定を頂いた。再施工のいらない、舐めることができる唯一の防蟻剤ということで、業界に激震が走ったと言われている。

 

参考)
エコ・パウダーのHP

 

※)最新こぼれ話
2015年、東本願寺の阿弥陀堂のの防蟻・防腐工事に際して大手の設計会社殿が防蟻剤の採用に当たり、ホウ酸系で下記の4種類を自社内で比較・試験をされました。その結果選ばれたのはやはりエコボロンPROでした。
1)モクボーペゼザーブ(大日本木材防腐社)
2)ティンボアPCO(リオティントミネラルズ社)≪ボロンデガード工法はこの粉をお湯で溶かして使用≫
3)ボラケア(ナイサス社)
4)エコボロンPRO(エコパウダー社)
施工状況については「エコボロンPRO採用現場写真」を参照願います。
二条城東大手門、高野山總寺院、熊本城本丸御殿などでも採用されています。