ホウ素の毒性について

WB HOUSEのBlogへようこそ!”健康に拘る”営業の河野です。資料差し上げます!
こうしてあなたと出会えたのも何かのご縁です、ぜひ「WB工法」と、「エアープロット」いう言葉を覚えて帰ってください、いつか必ずあなたのお役に立ちます!長野の棟梁が考えた「換気扇を使わないで室内の湿気・VOC・臭気を排出」する工法と、白金担持触媒で「アレルギー源を無害化する」方法です。

 

ホウ酸塩を主成分とした人畜無害の防蟻剤エコボロンPROの立場からホウ素の毒性についてコメントします。

(株)エコパウダー 斎藤武史

 

ホウ素は植物の必須微量元素です。人間も野菜や水などを通じてホウ素を微量摂取しており、骨粗鬆症の患者向けのカルシウム吸収を助けるサプリメントとしてホウ素含有サプリメントが存在しています。
ホウ素は短時間に大量に摂取すれば危険です。しかし、通常環境では揮発蒸発するものではありませんから、大量摂取は口から飲みこんだり、傷口や粘膜などへの直接投与といった特殊な状況に限られます。※「ホウ酸サプリは本当に安全か?」も参照してください。

 

エコボロンPRO は成人の場合、コップで1 杯以上の量を短時間に飲むと嘔吐や下痢などの健康被害が出る可能性がありますが、エコボロンPRO は誤飲防止のため苦味成分を配合しており口に入ってもすぐ吐き出すよう設計されています。

 

WHO 飲料水水質ガイドラインでは下記のように定められています。
NOAEL 9.6mg‐B /kg /day
TDI 0.16mg‐B/kg/day(上記NOAEL に不確実係数60 を適用)
→DOT に換算すると、約0.76mg
→エコボロンPRO に換算すると、約5.06mg
TDI=耐容一日摂取量。毎日摂取し続けても問題が無い量のことです
毎日5mg のエコボロンPRO(に含まれるホウ酸)を何年も摂取し続けても問題は発生しないと、WHO が判断しているということです。

 

エコボロンPRO の営業では、原液を舐めて見せる営業マンも沢山います。私も展示会などでは一日に何度も舐める事がありますが、至って健康です。

 

また、ミネラルウォーターや海洋深層水などではWHO 基準を遙かに上回るホウ素を含有している場合もありますが、ホウ素摂取が問題になった事例は生じておりません。温泉水も同様です。

 

環境については、エコボロンPRO は高濃度のホウ酸を含有しますから、原液を土壌に撒いたり、植物にかけたり、下水に流したりという事はしないよう注意してください。
どうしても廃棄が必要な場合には、水分を蒸発させ、残った残留物を廃棄物として業者に委託処分するようにしてください。

 

なお、日本では温泉やホウ素含有肥料によって年間103,000t ものホウ素化合物が環境中に排出されているといいます。
木材保存処理用途では広く普及しても年間500−1000t 程度で、それも大部分が木材の内部に残って、環境中に排出されないわけですから、木材保存用途のホウ素活用に神経質になる必要は全くないといえます。

 

まとめます。
・ホウ素は揮発・蒸発しないのでシックハウスの原因にならない
・大量摂取はエコボロンPRO の原液の誤飲など、特殊な状況に限られる
・エコボロンPRO をコップ1 杯以上飲むと下痢・嘔吐などの可能性
・エコボロンPRO は誤飲防止のため苦味成分を配合している
・環境については原液を流したり、周辺土壌に捨てたりしなければ問題ない

ということです。

 

【補足】
たしかに毒性があれば危険なように思われます。しかしながら、たとえば私たちの生命維持に欠かせない食塩も、体重50kg の人が一時に約 150g の食塩を摂取すれば、半数の人は死んでしまうといわれます。ふだん私たちは食塩に毒性があるとは意識していませんし、毒性のある食塩などという言い方もしません。せいぜい、「塩分は控えめに」と注意するぐらいです。

 

ご参考まで。

 

ホウ酸の致死量が、出所により何故大幅に異なるのかという点についての考え方です。
急性毒性の致死量は、人間では実験できないので、マウスやラットを使います。実験動物の半数(50%)が死ぬ投与量を体重で割り、この値をLD50(lethal dose 50) といいます。
一例を挙げますと、ラットでのホウ酸の経口急性毒性値は3000-4000mg/kg、食塩で3750mg/kg です。これから、ホウ酸と食塩の毒性はほぼ同じということになります。
体重60kg の人間に換算すると、180-240g が生物学的な推定致死量となります。
別の考え方として、人間を対象とした毒性値には、人によっては死ぬ可能性がある投与量を「潜在的致死量(potential lethal dose)」とか最低致死量とか呼ぶことがあります。
普通使われ る 致死量という表現は、安全や、誤飲などに注意を促す意味もあり、LD50 と比較してかなり低めの数値が出されています。
丸善の「化学物質毒性ハンドブック」を引用しますと、1981-1985 年の5年間に、米国の首都中毒センターとメリーランド州中毒センターに報告されたホウ酸摂取事故では、6才未満の子供21例と成人8例が推定致死量(子供2g、成人15g)を越えたホウ酸を摂取しましたが、いずれも、重症に 至らなかったそうです。
29 人が致死量以上のホウ酸を摂取し、一人も重症に至らなかったというのも変な話ですが、致死量とはこんな程度のものと考えてよいでしょう。
しかし、ホウ酸1gを摂取して死ぬ子供もいるかもしれません。品質管理では、1000個の製品に3個不良品があれば、全部を不合格にします。
致死量も似ています。
以上、参考にしてください。

 

また「ホウ酸塩Wiki」も、参考にしてください。