ハウスダスト(室内のほこり)

WB HOUSEのBlogへようこそ!”健康に拘る”営業の河野です。資料差し上げます!
こうしてあなたと出会えたのも何かのご縁です、ぜひ「WB工法」と、「エアープロット」いう言葉を覚えて帰ってください、いつか必ずあなたのお役に立ちます!長野の棟梁が考えた「換気扇を使わないで室内の湿気・VOC・臭気を排出」する工法と、白金担持触媒で「アレルギー源を無害化する」方法です。

 

「間違いだらけの住宅造り」(川辺書林)の中の、入江建久教授著「無謀すぎる室内空気対策」より転載

住まいの中で、「ほこり」は常に古くて新しい問題である。
部屋にたまる「ほこり」の正体が大規模研究で明らかに!にも詳しい情報が有りますので、参考にしてください。
 ほこりは直径約10μm(マイクロメートル、1ミリの千分の1、略称ミクロン)以上でないと目に見えないが、目に見えない小さい領域は限りない。いろいろな成分、形、大きさからなる粒子は、その大きさを空気中で落下する速さから決める。すなわち、ある粒子の大きさとは、それと同じ早さで落ちる水の球(比重1)の直径と定義し、これを「相対沈降径」と呼ぶ。
 粒子の相対沈降径別の落下速度はおよそ下表に示すとおりである。

粒子直径 μm

落下速度 

20

1 cm/秒(1cm落ちるのに1秒)

2

1 cm/分(1cm落ちるのに1分)

0.2

1 cm/時間(1cm落ちるのに1時間)

0.02

1 cm/日(1cm落ちるのに1日)

 

 このようにほこりは落ちるのに大変時間がかかり(とくに1μm以下の粒子はほとんど浮遊状態を続けると考えてよいが)、まさに「ちりも積もれば山となる」で、降り積もったほこりは目に不愉快なまでに体積することになる。
 近年、建築構造の気密化、市街地の変貌による土壌露出面の減少によって、戸外からの土ぼこりの侵入が少なくなった。しかし、逆に室内で発生した各種の汚染も出ていかなくなっている。雑巾掛けをしても雑巾が黒くならず、化学雑巾屋さん泣かせの状態であるが、その総体的量は変わったわけではなく、成分が変わっただけである。繊維成分のほこりの比率が変わっただけである。繊維成分のほこりの比率が増え、また人体やペットからのあかやふけや毛、食物屑とその中に繁殖する微生物やダニなどの問題も深刻である。

 成分は、室内発生の繊維類を中心としたものと、土ぼこりとに大別され、量的にはわずかでもダニやペットのアレルゲン、時には室内に侵入したり衣服に付着し持ち込まれた花粉もあって、アレルギー患者には一般にほこりは大敵である。第一、生活感覚的にほこりの多い生活は、不健康の代名詞となる。
 われわれの最近の調査結果によると繊維塵芥は木綿が70%で大部分を占め、そのほか化繊、羊毛、紙類、ペットの毛などが占めていた。木綿や羊毛、絹糸などもアレルゲンとして避けなければならない人もいる。
 以前は室内の粒子汚染問題は大きさに関係なく、その成分が問題である。在来、労働衛生や大気汚染分野では、相対沈降径10μm以下の粒子を対象としてきたが、それ以上の粒子も大きいものほど重さが重いため、アレルギー反応はど人体への影響度も見直されてきている。
 ほこりを少なくするための主な対策は次の通りである。

  1. ほこりの生成は日常生活で不可避である。ものが擦り切れたり砕けたりして細かくなること自体は避けられない(一次発生)。ただし日用品にはほこりになりにくいものをある程度選択することは可能である。
  2. 堆積したほこりは人の動きや風で舞い上がる(二次発生)。とくに大きな粒子の発生は室内のドタンバタンの人の動きの影響が大きい。それに掃除、布団の上げ下ろしも大きな発生源である。これには一次発生分も含まれる。
  3. 上記清掃や布団の上げ下ろしは、避けるべきものでなく。要は発生した多くのほこりを戸外に追い出すことである。発生量が多ければ、蓄積(残存)量は減るわけで、掃き出しや、大きな窓開け換気で一挙にほこりを放逐してしまえばよい。 大掃除の際、戸外で畳を叩くことなどは、たまったほこりを放逐する最短手段である。
  4. 落ちてくるほこりをためないためには部屋の出っ張りは面一仕上げといって、タンスを置く代わりに作り付けのタンスを設けることなどが挙げられる。なるべく部屋にものを置かぬこと、たまったゴミは容易に拭き取れるようにしておくことが望ましい。要は換気と清掃のしやすさにつきる。

 厚生省のアレルギー研究委員会の住対策班で、最終的に笑えない結論が導き出された。すなわち、アレルギー患者のための理想の部屋は何も置いていない「独房」である!
 以前、テレビ(NHK)の化学番組で、細かい条件抜きで、ベッドが布団より清潔というストーリーを語らせられたが、狭い部屋でのベッド生活は、静かな寝起きだけならほこりの立ち方も少ないが掃除もままならず、ほこりをため込むばかりで、非衛生この上もない。広い部屋で布団の上げ下ろしをし、掃除機と換気でほこりを追い出したほうが余程清潔かつ衛生的である。
 ちなみに布団の天日干し(寝心地を良くするだけでなく、殺菌、乾燥、ダニ駆除等数々の効果あり)のあと、よく必死に叩くのを見かけるが、無暗にたたくのは綿ぼこりを作るだけで、最深部のダニアレルゲンまで叩き落とせるわけではない。表面についたゴミを落とす程度に軽くはたいた後、浮かび上がったダニのアレルゲンを掃除機で吸い取るのがよいと言われている。
余談ですが、一時期「布団を干した時のいいニオイはダニの死臭ってホントなの?」とネットで盛り上がりましたが、どうやら正解はこちらのようですので参考にしてください。
 また、閉め切った室内での真空掃除機(電気掃除機)の使用は避けるべきである。フィルターの濾過性能が上がっても、漏れ出る小さなゴミは避けられず、吸引力が強力になっている分、吐き出す風も強くなって、周りのゴミまで巻き上げることになる。調べてみれば、発塵量としては、はたきとほうきの在来の掃除法と大差なく、結局、窓開け換気は新旧いずれの方法でも絶対の必要事項である。

 

追記1)
先日、NHKの「ためしてガッテン」で布団のダニをやっつけるには
@掃除機(今流行りですが・・・):カギ爪で繊維にしがみつく
A天日干し:内部にもぐりこんで耐え抜く
B丸洗い:カギ爪で繊維にしがみつく。水中でも長時間平気
・・と、いずれも完全ではなく、ダニはしつこく生き残るとのこと。
完璧に駆除するには
@炎天下の車内に放置する
A布団乾燥機で熱気が逃げないようにする
Bコインランドリーのガス乾燥機で乾燥する
など、いずれも温度50℃以上を1時間以上保持するのが効果的だそうです。
50℃以上になるとダニのたんぱく質が固まって死滅するそうです。
参考にしてくださ。

 

追記2)
これらのハウスダストのうち「有機化合物」であれば、それらを水(H2O)と二酸化炭素(CO2)に分解して無害化することが出来る”白金担持光触媒”「エアープロット」をググってみてください。
必ずやお役に立てると考えます。(アレルギーやアトピーなどで人間に害をなすのはほとんど「有機化合物」だそうです・・)