「みんなの”0”円物件」

「みんなの”0”円物件」

私の故郷、愛媛の田舎も御多分に漏れず、少子高齢化で、人口減少も進んでいます。
そう言う私たち兄弟3人も、親父の「好きなことをやれや!」との一言で、茨城、横須賀、埼玉で生活圏を築いてしまったので、年老いた両親には淋しい想いをさせてしまったと反省しきりです。
 両親が2008年と2009年に地元の介護施設に入所したため、空き家になっている生家の回りや、畑の「草刈り!」をするために、遠距離介護を兼ねて「遠距離“管理”!」を、飛行機で往復しながら、「地元の方々と談笑する楽しみ!」もあり、14〜15年ほど頑張ってみましたが、体力も気力も落ちて来て、ある意味「お手上げ状態」でした。

上図の「生家」「蔵」「納屋」「畑」を已む無く、処分するしかないと思い、所在地の市のサイトで「空き家」登録をして、売却を期待してみましたが・・応募者“0”で、無駄でした。
 そんな折、2022年の8月頃、「みんなの“0”円物件」というサイトをTVで知り、「これなら何とかなるかも・・」と思い、早速登録し、募集してみました。
このサイトには
1)全て、サイトにお任せして引受人の選別、交渉、移譲手数料、手続き、まで済ませて貰える「お任せプラン」(¥165,000)。
2)掲載だけをしてもらって、応募者との交渉・移譲手続きは全て自分で行う「0円プラン」
の二通りがあります。
 当然、「金のない」私は、2)の方を選びました。
結果)
1)生家の写真をサイトに登録して頂いたら・・(2022年9月26日)
2)その日から、メールで応募者がチラホラ・・。
3)最初は個々に、丁寧に返事をしてやり取りをしていましたが・・。
4)4日間で14人から、次々と応募があり、とても個別に対応しきれないので、慌てて「募集をストップ!」してもらった!

 

 

5)その時点での応募者を整理してみたのが上の表です・・。
6)中には「中古車の集積地に・・」とヤードを匂わす内容や、「パワハラを受けており、退避したいので・・」と、同情を誘う内容も・・。
7)GoogleMapで応募者の自宅を確認して、現在どんな住まいなのかを確認してみたり・・。さて!どうしようか・・?と考えて、思い付いたのが「個別面談」でした。
8)生家を譲るということは、生家の隣家を始め、組内の人達に「馴染んで」頂いて、「迷惑のかからないように」するのが、「私の責任」だと考えました。
9)私が個々に「面談」をして、私の責任で、「この人ならお譲りしても大丈夫!」と判断するしかない!と決心をしました。
10)そのために、日時を決めての「現地見学会」なるものを思い付き、全員に通知しました。
11)日本各地から、愛媛県の山奥まで来てもらえれば、少なくとも、誠意があり責任を持ってもらえる・・かもしれない、と考えたのです。
12)その時点で、かなり絞り込みが出来たので、一安心しました。
13)結果的に3人に絞られ、「群馬」「愛知」「大阪」在住の方々でした。
14)内一人は、当日「群馬県」から、軽自動車で愛媛県の生家まで来て頂き、生家の状況を詳しく確認されました!
15)その後、少しゴタゴタはありましたが、最終的に上表中の「4番目」の方に決めました。
16)理由は、「誠実さ」「若さ!」があり、「今後の進め方」が具体的で、 何より「行動力」がありました。
17)一連の「譲渡手続き」も、地元の司法書士にお願いして無事終わりました。(2022年12月)
18)但し、農業者以外には「200平米以上の田畑を譲渡出来ない!」という「農地法」の問題が残されています。
19)この「農地法」については、行政側と善処できないか?相談してみようと思っています!
20)取りあえず、これで「生家の心配!」は無くなりました!
 ご先祖様!申し訳ございません!!

 

良ければ、参考にして見て下さい。