健康シリーズC「眠れないときは」・・『夢アイデア』を!

常に良い睡眠を得るのはかなり難しいようです。あの開高健氏も「夏の闇」P90で
【・・「それに、ひとことだけいわせてもらうけど、一年三百六十五日のうちでほんとにいい眠りっていうのはホンの一回か二回あるきりなんだよ。それもあるかなしか。名作といえるくらいの眠りというのはほんとに稀れなんだ。目下おれはそれを考えているところだけどね。寝てるからってたのしんでるとはかぎらない。凡作、愚作、駄作の眠りが大半なんだからね。むつかしんですよ。」】
と書いています。
また、武田邦彦さんも長年不眠症に悩まされ、研究されたようです・・。下記を参照して見て下さい!

 眠れない時にも、あまり焦らないで下記を参考にトライしてみてください。

旧「心に青雲」から一部引用

「引用開始」
眠付けないときでも焦ってはいけない、決して目をあけぬこと。
目をつぶれば像はできない、妄想はしても・・。だが、たいていは目をつぶっているといいながら、ちょっと時計をみたりして目をあけてしまう。だが目は絶対にあけないことだ。たとえ熟睡しなくても、目をつぶっていれば効用はある。目をあけると、生理構造が働いてしまう。眠れないと思っているときでも、目をあけたまま寝ているか、眠れないという夢をみていることがある。目を開けたら外界の反映は鋭くなる。目をつぶれば反映はガタ減り、生理機能もガタ減りする。運動能力が減り、結果として疲れがとれる。目をつぶってさえいれば、眠っていなくても、体は癒す 方向へ向く。目をつぶることで、脳が疲労を取り除くほうへ働くのだ。だから眠れていなくても、8時間目をつぶっていれば、それで疲れはとれる。
「引用終了」

 

眠れない時は、その状態を前向きにとらえて「自律訓練法(基礎)」、「自律訓練法(実践)」をお勧めする。
楽な上向きの姿勢で身体全体の力を抜く
1)両手、両足が重い・・とゆっくり心で呟く。=>何となく重く感じられればOK!そのまま次へ・・
2)両手、両足が温かい・・とゆっくり心で呟く。=>何となく温かくかんじられたらOK!そのまま次へ・・
3)心臓が静かに打っている・・とゆっくり心で呟く。=>何となく鼓動がゆっくり感じられたらOK!そのまま次へ・・
4)呼吸が楽になっている・・とゆっくり心で呟く。=>何となく呼吸が楽に感じられたらOK!そのまま次へ・・
5)お腹が暖かい・・とゆっくり心で呟く。=>何となくお腹が暖かいと感じられたらOK!そのまま次へ・・
6)額が涼しい・・とゆっくり心で呟く。=>何となく額が涼しいと感じられたらOK!
この時点であなたは自己催眠状態になっています。そのまま5分ほどリラックスしましょう。
途中で蟻走感(体のどこかがムズムズする)がある場合は一旦中止して、最初からやり直します。
たぶん、そのまま知らないうちに熟睡していることでしょう・・。
できれば、この時「数息法」を同時にやってみるのも良いでしょう。
5分程リラックスした後でも入眠していなければ一旦覚睡したほうが良いので消去動作をしましょう。手足の屈伸を数回行い、背伸びと深呼吸を行なってから目を開けて自己催眠を解いてください。
これであなたはすっかりリラックスできているはずですから楽しい夢を見ながら眠りに入りましょう・・。

 

さらに前向きに考えると「夜中の12時から2時ころまでは、通常左脳で考えているあなたの意識が右脳と脳梁が通じて右脳の情報で思考できる・・」そうです。
ですから、この時間帯に色々なアイデアが湧きでてくるのですが・・残念ながら起床の時間帯になると、ほとんど忘れています。^_^;
これを私は『夢アイデア』と称して重宝しております。
その、貴重なアイデアを活用するために下記をお勧めします。

1)メモ帳と「ライト付きボールペン」を枕元に置いておく。
2)夜中にアイデアが湧くとメモ帳に記する。
3)朝起きて、メモ帳を見た時の喜びたるや・・・・・(^O^)/
私はここ最近も、この手法で良いアイデアに恵まれています。

 

でも、残念なのは、

1)どうしても目をあけるので生理構造が働いてしまい目が冴えてしまう。
2)そうかと言ってメモしないと、忘れてしまう・・・(思い切ってメモする!!)
3)たまには朝、自分で書いた文字が読み取れなく悩む時がある・・(*_*;
です。

 

さらに「筋弛緩法」というのを最近知りました。
「全身の筋肉に70%位の力を入れて10秒ほど我慢し、一気に力を抜いてリラックスする。」を数回繰り返して眠りにつくと楽に、深い眠りにつけるそうです・・、お試しあれ!