Google辞書から一部引用・・
私の76年間(2024年現在)のこれまでの生活で、「心臓の鼓動」を意識したことはあまりない・・し、私が生まれてこの方、未だ「何故動くのか?」と疑問にも思ったことさえなかったが、私が眠っていても、起きていても、心臓は「ドキン!ドキン!」と動き続けてくれている!!
どういう原理で?だれの指示で?何故?動き続けているのだろう?・・とふと思ったので、調べてみた。
どうやら、心臓そのものに「脈動の原理」が潜んでいるらしい・・。
心臓には「洞房結節」というものがあり、それが一定のリズムを刻んで、結果的に心臓を動かしている・・そうだ!
洞房結節(洞結節) sinoatrial node : SA node, sinus node は、上大静脈と接する右心房側にある。心臓の正常な自動的拍動のリズムはここから始まるため、心臓の歩調取りを行う。そこで洞房結節を「ペースメーカ細胞」ともいう。
"逆流"を避ける4つの弁
心臓は、心筋が規則的に収縮と弛緩を繰り返すことによって、一定のリズムで拍動を続けています。
心臓が休むことも大きく乱れることもなく、規則正しく拍動を続けていられるのは、"刺激伝導系"というメカニズムのおかげだそうです。
刺激伝導系の発端は、心臓の運動の司令塔である"洞房結節(右心房の上端にある)"から「動け」という“電気刺激の信号”が発せられることです。
その信号は右心房の壁を通り、右心室との境界周辺にある房室結節に伝わります。さらに、そこからヒス束→プルキンエ線維(拍動の刺激を伝達する最終部分)に伝わり、最終的に信号に反応した心筋が収縮して拍動が生じます。
この電気信号は、房室結節でとてもゆっくりと伝えられるため、心房と心室では収縮に時間差ができます。
「この時間差があることで、心房が収縮し、血液を心室に充満させ、次いで心室が収縮して血液を排出するという流れがスムーズに行われるのです。」
房室結節(田原の結節) atrioventricular node : AV node は、心房中隔の右心房側にある。洞房結節と房室結節との間には3本の細い特殊心筋の連絡路がある。これを結節間路( internodal pathway) という・・そうな。
ヒス束 His bundle は房室結節の下方にあり、さらに左(左脚)と右(右脚)に分かれる。左右脚はさらに分かれて心室筋層に網目状に分布する。この網目状の特殊線維をプルキンエ線維 Purkinje fiber という。
【心臓のコントロール】
心臓は、独自に活動することが可能であるが、脳の支配下にあり、身体の状況に合わせて脳から命令が下される。緊張すると脈拍が増えるのは、「脳が緊張感を心臓に伝えている!」からであり、運動をすると脈拍が増えるのは、「組織や器官から血液の増量を要請された脳が、心臓に血液をもっと送り出せと命令を出している!」からである。
この心臓外からの命令は、「自律神経」と「ホルモン」が伝える。ホルモンは主に副腎髄質から放出される「アドレナリン」である。交感神経が興奮したり、アドレナリンが分泌されると心拍数が増加し、血圧が上昇する。副交感神経が興奮すると、心拍数は減少し、血圧は下降する。
"逆流"を避ける4つの弁
血液の循環にあたって、避けなければならないのが「血液の逆流」です。そこで、血液が一方向だけに流れるように働いているのが、心臓内にある「4つの弁」です。右心房と右心室の間にある「三尖弁」、左心房と左心室の間にある「僧帽弁」、そして肺動脈への出口にある「肺動脈弁」、大動脈への出口にある「大動脈弁」がそれです。
心臓が静脈から血液を取り込むときには三尖弁と僧帽弁が開き、肺動脈弁と大動脈弁が閉じます。逆に、血液を送り出すときは三尖弁と僧帽弁が閉じ、肺動脈弁と大動脈弁が開くというように、交互に開閉を繰り返して血液の逆流を防いでいます。
心拍数と心拍出量の調節
安静時と運動時では、心拍数や心拍出量を調節する必要があります。
調節機能としては、心筋が引き伸ばされる力に比例して、心筋細胞自体が収縮力を増すこと。また、自律神経(交感神経、副交感神経)から発せられるシグナルによって、心筋がその時々に必要な心拍をおこし、血液を全身に送り出すことなどがあげられます。
からだの各部位に必要なだけの血液を送る調節は、安静時では毎分の心拍数が70回、心拍出量は5.5L程度ですが、激しい運動を行った直後には、毎分の心拍数は200回以上、血液の拍出量は25L/分にも達するそうです。
・・・人体の「妙」に感謝し!心臓の「働き」に感謝して、生きて行きたいものです!!