涙シリーズF約束どおり・・

わかる!航空自衛隊さんから引用

ジブチ派遣から4カ月・・・・「約束どおりお迎えにまいりました」 見送りと同じ日航クルーたち 無事帰還祝う寄せ書き

 

 ソマリア沖・アデン湾派遣海賊対処航空隊の陸上警護を担当した陸自ジブチ第1次派遣隊員が帰国途中の民航機内で搭乗員から無事帰還を祝う寄せ書きを贈ら れた。日航のチャーター機、JL8820優で、羽田着陸の平成21年10月9日、乗員代表から警衛幕僚の森川駿治2佐に手渡された。
 この日、8820便のクルーは機長、パイロット、乗員のほとんどが1次派遣隊員を出国時(平成21年5月28日)に羽田からジブチまで乗せた JL8821便と偶然同じメンバー。同機がジブチ到着直前、機内アナウンスで「4カ月後、必ずお迎えにまいります」と激励、隊員たちを見送った。

 

 今回、日航のクルーたちは色紙のほか、機内のシート肘掛やトイレなど各所に「おかえりなさいませ。危険を伴う任務の遂行お疲れさまでした。笑顔の皆様を お迎えにあがることができ大変嬉しく思います」などと書かれたメッセージカードと小さな折り鶴を置き、隊員への心遣いを見せた。

 

 搭乗後、クルーの思いやりに気づいた派遣隊員たちはそれぞれ自発的に「5月とほぼ同じ搭乗員で迎えに来てくださったと聞き、本当に感激しました。(中 略)我々の任務は決して楽なものではありませんでしたが、東京に着く前にそのストレスから解放されたような気がします」など感謝のメモを機内に残した。

 

 後日、移動手配を担当した旅行会社の添乗員から、機内点検時、メモに気づいた搭乗員の中には文面に触れ涙を流す姿も見られた、との話が伝えられた。

 

平成21年11月5日(木)付の朝雲新聞より