「アフター点検スキームセミナー」


(有)シュウトク殿主催の「アフター点検スキームセミナー」に参加してきました。
約30社ほどの工務店さんが2時間のセミナーを熱心に聴講されていました。
簡単にその内容をご報告いたします。

 

  • アフター部門を供えている大手は別として、だいたいアフター用の人員を個別に準備するのは大変である。
  • 瑕疵担保保証は10年であるが、工務店の思い(ほとんど何も起こらないだろう・・)とお施主様の思い(何が起きても修理をしてくれるだろう・・)にギャップがある。
  • 新築戸建の受注が減っている現在、リフォームも大きな売り上げとなる。
  • リフォームの集客方法もチラシ、広告、HP、紹介等があるが、OB物件の掘り起しが有力である。
  • 掘り起しにはお施主様との接点回復が重要で、アフターメンテナンスが大切。
  • 継続的な住宅点検サービスが大切である。
  • そのために日本長期住宅メンテナンス(L.T.P)として、OB物件のデーターベース化をお勧めする。
  • クラウドタイプのシステムを無償提供するので、5年ごとの定期点検サービスを工務店に提案する。
  • データーベースを活用し、無償定期点検の提案をDMし、受注を促す。
  • L.T.Pと工務店さんが一緒にOBを訪問することで信用と仕事を頂く。
  • 受注の暁には「床下防蟻処理」だけはL.T.Pで受注させて頂く。
  • 「床下防蟻処理」は(農薬系)防蟻剤の有効期限が5年なので、5年おきの施工が必要。
  • 5年ごとの施工費用は15万〜20万円(受注できれば工務店にバックもある)
  • 大手との実績として54%程度のDM返信率。
  • アフター点検メンテナンスをしっかりしないと顧客の信用を失い、他社に取られる
  • 不満を持った人は、満足だった人の約2倍が他人にその情報を伝達する(ジョン・グッドマンの法則)。
  • 迅速な対応をすれば信用を回復する可能性は82%(ジョン・グッドマンの法則)。

 

まとめとして、

  • すぐにリフォームが受注できる魔法は無い!
  • 仕組の確立(接点の回数を増やす)
  • 顧客離れは築5〜10年の間で始まっている
  • クレームはチャンス!スピード対応でお客様は優良顧客になる可能性が大!

但し、このシステムは農薬系防蟻剤が前提となっており、上図のように「5年おきに15万〜20万円の床下施工費用」が掛かります。
人畜無害で一度塗布すれば半永久的に効果を維持するホウ酸塩防蟻剤「エコボロンPRO」なら、再施工は不要なので、「エコボロンPROでも対応可能なのか?」と問い合わせをしてあります。
もし、回答があれば、その内容をアップします。