RHとはRelative Humidity(相対湿度)のことで、現在(測定中)の
【現在の空気中の水蒸気の比重量(g/m3)】÷【飽和状態の空気中の水蒸気の比重量(g/m3)】
を表すものです。
簡単に言えば今測定中の空気中の水蒸気の量とその温度で飽和状態(結露する)になったと仮定した場合の重量比ですね・・。
重量比ですから無単位で良いと思いますが、通常は%を付けて〇〇RH%と表示されます。
「結露が始まる時の湿度に対して、現在何パーセントの湿度なのか?」と理解すると分かりやすいかもしれません。
住宅での湿度の問題は結露ですね。すぐ目に付くのは「窓結露」ですが、家具の裏、押し入れの中、小屋裏など普段は目にしない場所での結露も、お施主様の健康を害する可能性が大きいと思います。ましてや、壁の内側(壁体内)が結露すると・・目に見えないし、その悪影響は大きく、健康被害が心配されますが、お施主様だけでは簡単には手に負えません。(こちらの物件は最終的にWB HOUSEにリフォームして、これらの諸問題を一気に解決できました!)
ちょっと大げさな話になりますが、「孤独死現場の清掃人」さんや、その他の「特殊清掃人」さんたちの中には、「孤独死する人の住まいは、湿度が高く、カビが生えている場合がほとんど・・」との言葉もありました。
【人を“殺す”部屋の共通点は??“湿気”が異常だ!カビが人を殺す!】
そしてこれはあくまで私見ですが、孤独死が起こり、特殊清掃の現場となる部屋には、ある共通点が存在します。それは、湿気です。
もちろん、日本は高温多湿な気候ですから、窓を閉め切って放置すれば湿気がこもり、カビも発生しやすくなります。しかし、いわゆる事故物件になるような部屋はその程度において尋常ではないのです。
管理人(河野)は、2005年からWB工法の家に住んでいますが、家族が一番喜んだのは「室内の湿度が安定していてサラッとしている。」事です。当然、窓結露や室内の結露問題はありません。(浴室だけは別ですが・・、それも、問題ありません!詳しくは浴室の湿気を参照して見て下さい。)
「結露」も問題ですが、怖いのはその結露により、空調機器や配管ダクト内に、”必ず”溜まっている「埃」が「カビ」ることです!「カビ」が発生すると、それを餌にする「ダニ」がいつの間にか寄ってきます。「ダニ」も気味悪いですが、気味悪いで済まないのが、「ダニの死骸」と「糞」の”粉末”です。これが室内に飛散すると強烈な「アレルゲン」となり「喘息」を発症します。「喘息」の原因は「間違いなく、ダニの死骸と糞の粉末だ!」と断定されている方もいるほどです。こちらの8ページを参照して見て下さい。
近年「はやり」の「高気密・高断熱」で、換気装置が必須の家では、「各機器」や蛇腹の「配管ダクト」の内部に「カビ」が発生しないのか?と余計な心配をしています。こちらの「イノウエ」さんのサイトが良く纏められています。
「換気装置の問題点」も是非参照して見て下さい!
結露については「WB工法は結露しないの・・?」もお役に立ちます。