酸素欠乏症!大丈夫?

酸素欠乏症」と聞いて・・「私には関係ない!」とお思いですか・・?
今流行の「高機密」「高断熱」住宅において「実際に発生している!」そうですよ!
 現代の高気密・高断熱の住宅では室内空気の換気は「換気装置」に頼るしかなく、生活する上で避けられない、消臭剤、消毒剤、防蟻剤、殺虫剤、柔軟剤、化粧品・・・等から発生するVOC(揮発性有機化合物)の数々は比重が空気より重く床面から1m程度の高さに滞留しているので、背の小さい子供さんや特に赤ちゃんへの影響が心配されます。粘性のある空気は、机上の計算により設置された「換気装置」では、「四角い部屋を丸く掃く!」言葉通りで、計算通り排出されることは難しく、またお施主様(特に奥様)は、「電気代が勿体ない!」とか「音がうるさい!」とか、「夏(冬)に暑い(寒い)外気が入って来る!」などの理由で、「300人中126人」がスイッチを切っている!とのデーターがありますので、ますます「酸欠の可能性!」が大きくなっているのが現実なんです・・!

 

 こちらの、「幻冬舎 ゴールドオンライン」でも、「換気扇での換気は不十分・・」とか、「親子4人で6畳間に寝ていると、3,000ppmまで二酸化炭素濃度が上がり、国の基準値1,000ppmを大きく上回っていた・・!」との記事があります。
つまり、透湿しない「ビニールクロス」を使った「高機密」の家では「酸素欠乏症」になる可能性が大きいと言えます。しかも、換気装置を使っていたとしても!ですよ!信じられますか?

 

それでは実際に計算してみましょう!!

人間の一日の生活の中でどの程度の二酸化炭素を呼吸で排出しているのか・・?呼吸量の4%の2酸化炭素を排出していると言われています。
前提条件が難しいので、単純計算となりますが・・
呼吸一回当たりの呼吸量・・0.7リットル
一分当たりの平均呼吸数・・20回
一呼吸当たりの二酸化炭素排出量を約4%
と仮定すると・・
一日当たりの二酸化炭素排出量は・・
 0.7リットル×20回×60分×24時×0.04%=806.4リットル
何と、806リットルもの二酸化炭素を排出しているのです!!

上記、幻冬舎 ゴールドオンラインに記載されているように「親子4人で8時間、6畳の寝室に寝ている場合」を想定してみると・
 0.7リットル×20回×60分×8時×0.04×4人=1,075.2リットル=1,075,200立法センチメートル
となります。。
6畳間の体積は、天井高さを2,400mmと仮定すると
 3.46m×2.55m×2.4m=211.752立法メートル=21,175.2立法センチメートル
となります
この場合の二酸化炭素濃度は
 1,075.200/21,1752=0.00507764
となりますね・・。
これは、5,077.64ppmという濃度になります。
(ppmとは百万分の1という濃度単位です。)

 

実際には「24時間換気装置」で「2時間に一回、部屋の空気を入れ替えること・・」が義務つけられているので、上記の値は部屋の空気が8時間で4回入れ替わる事になりますので、
 5,077.64ppm/4=1,269.41ppm
となりますね・・。
それが上記の「幻冬舎 ゴールドオンラインの記事」のように「実際には3,000ppmをオーバーしていた・・」ということは、「机上での計算通りの換気能力が発揮できていない・・」ということではないのでしょうか?
 推奨値は「1,000ppm以下」だそうなので、「換気装置を使用しても3,000ppm以上になる!」のは、或る意味恐い数字だと思います。

 その、「24時間換気装置」には、第1種、2種、3種の3種類のシステムがありますが、それぞれ問題があります。特に高額になる「第1種換気装置」には製造メーカーの「取り扱い説明書」に「設計耐用年数」は「10年」、「15年」、「17年」などと明示されています。ローンを返済する間に2〜3回の交換が必要!ということになります!
右図はネット上で見かけた二酸化炭素(CO2)の人体における影響からの引用です。参考にして見て下さい。

 

 一方、「通気工法」の「WB工法」であれば「脱ビニールクロス宣言!」といって、「透湿しないビニールクロス」は極力(壁面製の1/3以下!)使わないように指導しています。「WB工法の透湿壁」については、こちらでご確認下さい!
 内壁下地材に使う「石膏ボード」は、「日本の旧宅行政を左右している!学者先生!」でさえも「遮蔽物!」と勘違いされていたようで、「湿気」「VOC」「臭気」などの分子が透過できることを「・・知見が無かった!!」と正直に告白されています。 電子顕微鏡レベルで観ると、「石膏ボードには1μ程度の穴が無数に開いています!」ので、湿気・VOC・臭気などの分子レベルので大きさはその穴の1/10,000程度の大きさです。
 ご存知のように「液体」や「気体」は「濃いところから薄いところへと濃度勾配で移動し、均一化しようとする!」性質があります。
WBの矩計図を参照して頂きたいのですが、壁の中に「第二通気層」があり、外気と繋がっていますので、室内で濃度の”濃くなった”二酸化炭素は、石膏ボードの”穴”を透過して、壁体内の「第二通気層」(=外気)から屋外へと流出します。一方、室内で足りなくなる空気(酸素、窒素、etc・・)は逆に第二通気層(=外気)から石膏ボードを透過して室内に透過・流入しますので、換気扇に頼らなくても綺麗な外気を呼吸しているのと同じ状況となります
つまり、二酸化炭素はその分子の大きさが、「透湿壁の穴の1/10,000」のサイズなので、濃度の「濃い室内」と「薄い壁体内(≒外気)」との「濃度勾配」により、「自然に屋外に排出される」ことになります。

 

二酸化炭素の大きさ=116.3ピコメートル=0.0001163mm

 


 この事実を証明する一助として、浜松市の「平松建築」さんが「WB HOUSE」の家では、透湿壁を隔てた「室内」と「壁の中」での「二酸化炭素の濃度変位が同じカーブを描く!」ことを、測定データーで公開されています。

 詳しくは下記の動画の「12分」辺りでご確認いただけます。
 これで、透湿壁を隔てていても「濃度勾配」で自然に平準化しようとして、二酸化炭素が「透過」していることが良くお分かりいただけるのではないでしょうか!

 

 

【機械換気不要】健康住宅ならWBハウス

 

 

 実際、私は2005年から居住実績19年(2024年現在)ですが、「換気扇をOFFにしたまま」で、室内の空気環境がとても「爽やか」で「気持ち良い」と実感していますので、WB工法をご存知ない皆さんに「情報として」提供させて頂きました。
 あなたは「高機密」「高断熱」に拘って、「換気扇が無いと生活出来ない家」で終生過ごされますか?