WB工法「省エネ君ヨドマーズ」とは?

「悲報」・・2023年現在、ウッドビルドとしては「省エネ君ヨドマーズ」の新規発売を中止しています・・・!

夏場に冷房の効いた職場で女性が「冷えるから・・」とひざ掛けを手放せないとか、冬場に暖房を入れても頭はのぼせるのに足元が冷える・・という場面は良くあることです。
これも、全て「暖かい空気は上昇し、冷たい空気は降りてくる」ためです。
暖房、冷房運転時には物理的に天井部と床部には13℃程度の温度差がでるといわれています。
この温度差を、肌で感じないほどゆっくりと「室内の空気」を撹拌することで1〜2℃の温度差にしてくれるのが「ヨドマーズ」です。
下記に自宅でのヨドマーズ移設の顛末を記載していますが、私の書斎に移設後「本棚の上」、「机の上」、「床面」の3か所で温度を測定して1℃も差が無かったので、その効果に納得しました。
開発者の寺島会長が「冬場、猫がタンスの上で気持ちよさそうに目を閉じて丸まっている。」のを見て、なぜタンスの上が好きなのか?を追求してこの部材の開発・発明に至ったそうです。
 昨今、家電量販店には各種サーキュレーター等が並んでいますが、実際の効果はイマイチです。
以前に、自分でも購入して試しましたが・・小型のファンを高速で回し、首を振ってかき回しているだけでは部分的に風は送れても、室内の空気全体の撹拌には不十分で、目障りであり回転音が耳障りで、風が当たれば不快でした。
部分的に風を送っても室内の温度差を解消するには不十分です。温度差による「空気の”上下”の分子力」には、意外と大きい力があるのですね!
室内の空気全体を撹拌するには、「ゆっくりと、大量に「正圧」(吐き出し側)、「負圧」(吸い込み側)・を利用してゆっくり撹拌することが必要だった!」との故寺島会長の開発談話でした。
シーリングファンでは吹き抜けや階段のように天井の高い所ででなければ取付けが難しく、回転翼は目障りで、肌に感じる風も不快です。
一方「ヨドマーズ」は

1) 吹き抜けのように天井の高くない居室に設置します。(天井高3m以下)
2) 回転翼が外部から見えず運転時の騒音もほとんど感じません。
3) 運転時の動力がMaxでも43Wと大変省エネです。
4) リモコンでお好きな位置から操作が可能です。
5) 中央部から空気を吸い上げ(負圧)、壁伝いにゆっくり押し下げ(正圧)ます。
6)不快な 空気の動き(風)を感じません。
7)天井と床面の温度差が無くなり(1〜2℃)、 空調の使用頻度が減ります。
8) 室内の空気の淀みがなくなり、壁からの透湿をうながします。
9) メンテナンスや清掃時には簡単に下部が開閉できます(右図)。
 したがって容易にお手入れが可能です。(年に一度程度)
10)下部に照明灯が設置できます。(スイッチは壁スイッチになります)
などの特徴があります。

 

具体的な使用例としては、こちらのフォレストの阿黒社長のブログを参照願います。
床と天井の温度差が10.8℃から2℃になったとのことです。
なお、ヨドマーズは特許商品ですが、一般の方にもご使用いただけます。これも何かのご縁です、是非お近くのWB工法の工務店へお問い合わせください。
なお、「ヨドマーズの保証期間は?」との問い合わせがありましたが、他のWB工法部材と同様に10年間となっております。

 

 

価格は消費税5%の場合です。

 

ご参考までに、大工仕事は全く素人の私が、一人で実施したヨドマーズの移設の顛末を添付しておきます。

 

2階の和室(あまり使用しない)から洋室(私の書斎で足元が寒かった・・)へ移設しました。
結果、冬場の足元の寒さや暖房時頭部だけ暑いという状況も無くなり大満足です。
背の高い本箱の上、机の上、床面の3か所に温度計を置いて実測しました。
実測値で天井部と床部の温度差が0〜1℃です。

 

 移設ですので、「取扱い説明書」もなく、現物を見ながら手探り状態での作業でしたが問題ありませんでした!
その作業途中にも開発者の思いやり(配線時に一人作業ができるようにワイヤーでユニットを吊る構造など)を感じました。
素人の私でも、悩みながらでしたが7時間ほどで作業をし終えましたので、プロの大工さんなら後付でも容易に工事ができると考えます。
是非、リフォーム時にでも貴社にて試しにご採用頂き、ご評価をお願いいたします。

 

ふと思いついて「省エネ君ヨドマーズにエアークリーナー機能を追加できないか・・?」とウッドビルドに提案してみました。(^_-)-☆
・・・=>開発者(故寺島今朝成会長)から回答を頂きました。
「開発時に既にいろいろテスト済。空気をゆっくり撹拌するのは容易ではない。フィルターなどの余計なものを付けると空気をうまく動かせない。ヨドマーズは室内の空気を撹拌する目的に特化した。」とのことで納得です。