WB工法のC値は?

WB工法は形状記憶合金バネを使った換気口部材を気温によってWB工法のC値は?自動的に開閉しますので、「ビニールクロス」や「気密パネル」を使った、いわゆる「高気密住宅」ではありません。特に、夏場は20℃以上でこれらの換気口が全開し、室内の湿気・VOC・臭気を壁体内のゆっくりとした上昇気流で棟から屋外に排出しますのでC値としては「5.0〜6.0」を標準とし、冬場は17℃以下で換気口が全閉しますので、C値としては「3.0〜4.0」を標準としています。小数点以下のC値を競う「一般的な高気密・高断熱住宅」とは、C値に関する考え方が異なります。「C値が小さく無いと換気性能が良くない!」という「高気密住宅」とは違い、高価で大掛かりな第一種換気装置等は不要です。
法律で24時間換気装置の設置が義務付けられてはいますので、WB工法といえども、一番簡単な第3種換気装置を設置はしますが、通常はOFFでも「問題ありません!」。透湿壁から、壁体内通気層を経由して自然に屋外に換気されますので室内の湿度は安定し、空気は綺麗なままです。これが、今主流の「高気密住宅!」には出来ない最大の特徴と言えます。
「C値」「Q値」を気になさるよりも、室内の湿気(VOC,臭気、等)を「機械換気装置」を必要とせずに「屋外へ排出する!」家の構造をこそ、気を付けて検討して頂きたいと考えています。
最近主流の「高気密・高断熱」では「第一種換気装置」を売りにしているハウスメーカーもありますが、こちらのような問題もあると考えますので、参考にしてみてください。
さらに、「WB工法にリフォームして”良かった!!”」と謂われているお施主様もいらっしゃいます!
WB工法は温熱等級4の認定を受けていますので断熱性能も十分で、その上壁体内の通気をコントロールして夏は排熱気流として動かし、冬は開口部を閉じて通気層を保温に使い分けます。
最近では「ZEH」などと更なる断熱性能を求められ、【2022年4月より断熱性能「等級5」、10月より断熱性能「等級6」「等級7」が新設】との事で、ますます「断熱」「C値」に話題には集中しますが・・、本来”最も大切な「湿気」”は国が主導する「住宅の要素技術」から・・抜け落ちています!無視?」されているとしか私には考えられませんが・・!

 

国の住宅行政を左右する「学者」さま!が、家の中で普通に生活するだけで「大量に発生する”湿気”」に関して「無知」で、ご存知無い?とは思いたくないのですが・・??
 今後長く生活してゆく「家」にあなたは何を求めますか?私は「機械換気装置に頼らない!」「爽やかな室内空気環境」こそ最も大切だと思いますが、あなたはどうお思いですか?
住宅の「隙間」や「気密」に拘るよりも「生活するだけで大量に発生する室内の”湿気”を、換気扇に頼らず屋外に排出することが何よりも大切!」だとは思われませんか?
下記も参考にして見て下さい。

 

また、ぜひ「内科医はなぜ通気断熱WB工法を選んだのか」を参照してみてください。